スパークリング in 森
人々の間で、自分らしさを身につける。
こうあるべきという、その人らしさを剥いだとき、弾けるものを捉えたい。
Galerie de RIVIEREは、浦芝眞史写真展「スパークリング in 森」を開催いたします。
浦芝氏が2015年第13回写真「1_WALL」グランプリを受賞されたのを知ったのは、2016年に東京・オペラシティで開催された「RYAN MCGINLEY : BODY LOUD !」を観終わり、館内にあった物販コーナーに立ち寄り、偶然見かけた雑誌の浦芝さんのインタビューだった。
その2年前の2014年に私は浦芝さんと出会い、何度か言葉を交わしたことがあったものの、それまで浦芝さんの写真をあまり見たことが無かったことに気付き、浦芝氏が発表する作品に注目するようになりました。
浦芝氏に招待展示のオファーを出させて頂き、ご多忙の中リヴィエールに来て下さったのが2018年9月のことでした。
2019年5月に開催された「触彩の性」(HIJU GALLERY)から6ヵ月、2019年2度目の個展開催で新作「スパークリングin 森」を発表して頂きます。
今作品は浦芝氏が「個人の中に存在する神様に蓋をしてしまうこと」から解放された時の「大人」の姿を捉えている作品です。
私達にとっての「成長」とはどのようなことを指すのでしょうか。
周りと合わせることでしょうか。欲を抑えて自分を管理することでしょうか。あるべき大人像に向かって自分を調整することでしょうか。
浦芝氏は「みんなが幼児の頃に持っていた純粋な欲が、人間本来の美しさのように感じるのです。今はただ純粋に、社会的な文脈から身体を解放することに興味があります。幼児の延長線上にある大人として人を捉えたいと思っています。」と今作品をつくるきっかけを教えてくださいました。
被写体が開放的になれるよう、住んでいる場所の近郊、自然がある場所で撮影する中で、被写体の中にいる「蓋をされた神様」と浦芝氏が出会い、いきいきと弾ける様を写し出した今作品。ぜひご高覧下さい。
浦芝氏の個展を開催出来ることを光栄に思うと共に、これからも浦芝氏の作家活動を支援して参ります。
Galerie deRIVIEREは招待展示を通じて、ギャラリーとして様々な表現活動を行う作家の支援を行って参ります。
リヴィエール
1988年大阪府生まれ。 2011年関西大学法学部政治学科卒業。2013年ビジュアルアーツ専門学校・大阪写真学科卒業。
2015年、男性のポートレートを撮影した作品「ゆく、ふれるやいなや」で第13回写真「1_WALL」グランプリを受賞。大阪を拠点に制作中。
HP https://urashiba.com/
SNS https://www.instagram.com/masashi.urashiba/
〒564-0062 大阪府吹田市垂水町3丁目1-17 リヴィエール2F
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