今年3月に開催された個展「LONG LOVE LETTER -全てそこにあったものたち- 」の巡回展となる「ぼくのこころが君になる」を開催いたします。
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人でも物でも、形あるものはいつか消えてなくなるね。
それでも私たちの記憶や想いが失われることはない。
目には映らない全部を抱えてあたらしい景色を見に行こう。
失われたものはないし、これからもきっと失うことはない。
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今回の展示をどのように解釈していただくかはみなさんの自由です。
私としては、今の、他人と自分とを比較せざるを得ない時代の中で自分が一体何を持っていて、何を持っていないのか。
目に見えるものだけで判断し、自分で自分を貶めることがないように、そのような願いを込めています。
みなさんが誰かの作った価値基準に惑わされ苦しむことのないよう願っています。ありがとうございます。
ドローイング、ペインティングを中心に眼には映らないけれど確かにあるもの、
感情の視覚化などをテーマに作品を制作している。
サインペン、マジックインキ、色鉛筆、ガッシュなど多くの画材を用いた作品を発表しており、過去の展示に2017「ずっときみの夢をみていた」(Alt_Medium)2019「 LONG LOVE LETTER -全てそこにあったものたち- 」(Gallery TOWED)などがある。
Web site https://torinikuo.web.fc2.com
Twitter torinikuo
昨年、クロダミサト氏の個展を開催した際に、来廊してくださった河野氏に声を掛けさせていただき、今回の個展開催が決定しました。
今展示は、今年3月に東京のGallery TOWED様で開催された個展「LONG LOVE LETTER-全てそこにあったものたち-」の関西巡回展です。東京での展示作品に加え、新作のドローイングを追加して開催頂きます。
今作品は数多くの画材を使い、観るたびに発見のある作品たちです。
画材を多く使った作品を制作するきっかけは、幼い頃の1枚の絵に様々な画材を使っていたときの異素材のぎこちなさと、それを超える位の夢中な気持ちがダイレクトに伝わる良さを今の作風に取り組んでみたのがきっかけだと河野氏は言います。
幼い頃、私は誰かに評価されることを今ほど気にしていなかったように思います。
「気にしすぎるのは良くない」と思っていても、気にしないで生きていくことは世の中が許さないでしょう。幼い頃の何ものにも縛られることのない感覚を取り戻すことは、今の私にとってはとても難しいことです。
「幼い頃」の自身と共に河野氏が作り上げた今作品たちは、「誰かに評価されることのなかった頃」の自身と河野氏が作り上げた作品でもあると感じました。
それほどまでに、河野氏が自身と向き合い作り上げた作品たちを是非ご高覧下さい。
河野氏の関西巡回展を開催出来ることを光栄に思うと共に、これからも河野氏の作家活動を支援して参ります。
Galerie de RIVIEREは招待展示を通じて、ギャラリーとして様々な表現活動を行う作家の支援を行って参ります。
〒564-0062 大阪府吹田市垂水町3丁目1-17 リヴィエール2F
info.riviere@urdarkroom.com