【小林健司写真展「never fade away」】

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Statement


今回の個展は、ポートレイト作品である「I need someone」と「hope and loss」、そして、自身の日常を撮り重ねた新作「never fade away」の三部構成により、私のこれまでの写真活動を総括する内容となっています。

カメラを手にしてからずっと、人物を撮影し続けてきました。
2014年から現在まで制作を継続している作品「I need someone」では、同世代の人物の自宅にお伺いして撮影をしました。
タイトルが示しているように、私と被写体となる人物が1対1で向き合うことから始まった作品であり、撮影は「互いの孤独を埋め合わす」ための手段でもありましたが、同世代の人物との撮影を繰り返していく中で、「時代の流れ」や「社会の空気感」のようなものを徐々に意識するようになりました。
「I need someone」と並行して制作を進めてきた「hope and loss」では、時代や社会情勢をより強く意識しながら、現代の日本に生きる若者の「今の気分」を捉えようと試みてきました。

2019年、平成から令和へと元号が変わる頃、私の生活にも小さな変化がありました。
それはほんの小さな変化でしたが、写真を撮ることに意味や目的を見出そうと必死になり、作品を生み出そうという使命感に囚われていた自分を解放してくれました。
そして私は、日常的にカメラを持ち歩くようになりました。

もう、そこに理由はいらない。

相変わらず希望の見えない時代だけど、
ただ、色々なものを手に入れては失って、を繰り返してきた人生だったから、
もうこれ以上何も失いたくない、
どうかこのまま、消えないで、と願いながら、シャッターを切る。



Commentary

ギャルリ・ド・リヴィエールは、小林健司氏の関西初個展となる写真展「never fade away」を開催いたします。

昨年、イケダサトル氏の個展をギャルリで開催した際に、来廊してくださった小林氏に声を掛けさせていただき、今回の個展開催が決定しました。

今展示では過去2作に加え、最新作の「never fade away」を展示していただきます。

20代の終わりの頃に音楽活動を終え、表現活動として写真撮影を始めた小林氏。
作品の被写体は小林氏と同世代や若者であり、被写体のパーソナルエリアでの撮影やスナップにより、普段他者に見せることのない姿や、生活、佇まいなど、被写体と背景が物語る時代性が写し出されています。

新作の「never fade away」ではメインビジュアルもそうであるように、発表作品としては初めて「人物撮影以外」の作品が登場し、小林氏と写真の関係性が変化していく様子も複数作品の展示によって感じることが出来ます。

小林氏関西初の個展をリヴィエールで開催出来ることを光栄に思い、これからも小林氏の作品に注目して参ります。

リヴィエールは招待展示を通じて、ギャラリーとして写真のみならず様々な表現活動を行う作家をバックアップするとともに、暗室としてフィルム写真に関するワークショップなどを積極的に開催して参ります。


リヴィエール

Biography

小林 健司 / Kenji Kobayashi


1979年9月  東京都生まれ
2002年3月  早稲田大学第一文学部卒業
2015年7月  第13回写真「1_wall」入選
2015年9月  御苗場vol.17関西レビュアー賞(digmeout谷口純弘氏・古谷高治氏選出)
2016年2月  御苗場夢の先プロジェクト第8弾ファイナリスト選出

2017年10月 個展「I need someone」(東京・吉祥寺 古本屋 一日)

https://www.kenjikobayashi.net/

Access

Galerie de RIVIERE
/ ギャルリ・ド・リヴィエール

〒564-0062 大阪府吹田市垂水町3丁目1-17 リヴィエール2F

info.riviere@urdarkroom.com


営業時間

金・土・日・月曜日
12:00~19:00(入場は18:30まで)



定休日

火・水・木曜日


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