2017年7月にオープンした我々リヴィエールは、リヴィエール1階のフィルム写真暗室「メゾン・ド・フォトグラフィエ リヴィエール」を通じて暗室の楽しさを、翌年2018年6月リヴィエール2階にオープンさせたギャラリー「ギャルリ・ド・リヴィエール」を通じて展示鑑賞の楽しさ、作家支援の空間を皆様と共有して参りました。
ギャラリーオープン後、初の年末を迎えるにあたりギャラリーとしての一年の締めくくりに、普段から暗室をよくご利用頂いているリヴィエール写真部員のうち、年間暗室利用時間上位3名がグループ展を行います。
暗室を楽しむ方法は人それぞれ。様々な暗室の楽しさが伝わる展示にしたいと考えています。
会期中には「モノクロ暗室ワークショップ」と「カラー暗室ワークショップ」を開催いたします。
「フィルムで撮ったことはあるけれど、暗室でプリントをしたことはない。」という方に、ぜひ参加して頂きたいです。
【モノクロ・カラー暗室ワークショップ】の詳細情報・参加予約はこちら。
今後もリヴィエールは、ギャラリーとして写真のみならず表現活動を行う若手作家をバックアップするとともに、暗室としてフィルム写真に関するワークショップなどを開催して参ります。
リヴィエール
〔Statement〕
私は閉塞感だらけの環境で育ちました。それを少しでもどうにかしたくて「もし目の前のものが何か別のものに変わったら」と想像をする事で日々を過ごしていました。
写真を始めたのは、社会人になってからで、知人のカメラ自慢を聞いていたのがきっかけです。本当に小さなきっかけです。
それがきっかけでカメラを買ったり、各種ワークショップで色々と学んできました。モノクロ・カラー暗室教室もその一つでした。
展示をはじめて5年ほど経ちます。
しかし、昔から写真が好き、と言うわけではありません。それ以前から、私は物事をいろいろな視点から考えることが好きでした。それがうまく写真とマッチしたのかな、と思います。
何を撮ってる人なんですか、とよく聞かれてよく困ります。あえて言うなら植物を撮ることが多いです。特定のモチーフは決めてません。写真で出すと言う事、のみを意識しています。
日々を過ごしているといろいろなことがあります。良いこともあれば悪いこともあります。そんな過ぎ行く日々の中、私は偶然だと思いたい、と言うか思わないと仕方ない。そう考えています。
〔Biography〕
1983年大阪府生まれ・大阪市在住
2014年から写真展示活動を始める。
〔個展〕
2016年 「左岸のポイ」(ギャラリー・アビィ)
2017年 「花」(ギャラリー・アビィ)
〔Statement〕
デザインが生まれる前…生まれる瞬間に出てくる…しかし陽炎のようにあいまいで直ぐに消えてしまう…それは脳内なのか網膜に映るものなのか…やや非日常的なイメージ…。その世界にずっと興味を持っています。
私の場合、それは服飾分野…つまりは洋服のカタチであったり洋服に合わせる図案をイメージしようとする時に生まれる世界です。
その世界は、色彩豊かなイメージのようで、同時に単色なイメージのような気がしています。
不思議なことに、デザインが生まれたらその世界は消えてしまい、その後、その世界の輪郭をとらえることが困難になってしまいます。
プロダクト製造の過程において、そのようなイメージはそれほど大事ではないと感じる一方で、しかし、その世界の輪郭を追求することも一人の時間の中で行っていきたい。
2017年より、写真でその世界を捉えようと試みました。
この度のグループ展では、制作時期が2017-2018年の「モナリザ」、及び現在製作中の未発表の手焼きプリントを加えて展示予定です。
〔Biography〕
1982年生まれ。京都在住。
捺染加工会社インクジェット部勤務。
プライベートワーク名義「plug-design-office」「plug-designer」。
Portfolio&Blog site (2014-) : https://plugdesigner.com/
FashionDesign site (2007-) : https://plug-design-office.com/
〔Statement〕
水辺と森のなかで撮り始めて一年。
光と場所にとけ込む姿表情を、
フィルムに写し、印画紙に焼き付けました。
〔Biography〕
大学在学中にフィルム写真を始め、
リヴィエールにて暗室のイロハを習う。
熊本出身、滋賀県在住
〔Statement〕
暗室を作り、自分たちでも暗室を使っています。
今回展示する写真は店主のカワモトジュンコが撮影プリントしたものです。
フィルム写真や、暗室では様々なことが起こります。
誤ってフィルムカメラの裏ブタを開けてしまったり、使っていたフィルムカメラが露光漏れを起こしていたり、合わしたつもりのピントが合っていなかったり、使っている印画紙が感光してしまっていたり。
様々なアクシデントも、私にとっては思い出であり、大切なものたちです。
今回の展示で、フィルム写真にはよくあるアクシデントたちをあえてプリントしてみました。
観てくださった方々と「よくあるよくある(笑)」と共感出来たら嬉しいです。
〔Biography〕
暗室を始めた後に、フィルムカメラで写真をよく撮るようになった、リヴィエールの店主。
2017年リヴィエールをオープン。
〒564-0062 大阪府吹田市垂水町3丁目1-17 リヴィエール2F
info.riviere@urdarkroom.com